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花クリニック

12月15日(土)の診察は、15時35分にて終了しました。
■お知らせ■
12月17日月曜日の診察は午前9時からとなります。
12月1日より、耳・のど・鼻 一般外来が始まりました。
中学生以上の方、インフルエンザ予防接種承ります。
年末年始は、2018年12月30日(日)から2019年1月3日(木)までお休みします。

鼻の手術におけるよくあるご質問

鼻の手術前、手術後における患者さんからのご質問と当院の回答です。

  1. 手術前におけるよくあるご質問と回答(Q&A)
  2. 手術後におけるよくあるご質問と回答(Q&A)

Ⅰ.鼻の手術前のよくある質問と回答:Q&A

ご質問1:手術は痛くないですか?手術中や手術後の痛みはどうですか?

回答:
手術中は手術直前の表面麻酔、痛みを和らげる注射、手術中の注射による麻酔の組み合わせで十分 我慢の出来る範囲におさめるようにします。 痛みが治まりにくいようであれば麻酔を追加し痛みが治まるようにして手術を行います。 痛みが続いたまま手術を続行することはありません。麻酔を追加してもあまり痛みが治まらないような場合は、やむを得ずその部位を残し、手術後の治療で炎症を軽減させてゆきます。 手術後当日は、鎮痛剤を早めに、多めに内服していただきますので大丈夫です。翌日以降は、痛い時にその都度、鎮痛剤を内服していただきます。

ご質問2:手術中苦しくないですか?

回答:
手術中にのどに何かたまった場合は口から出していただきます。

ご質問3:症状は治りますか?

回答:
手術と手術後の治療で治るようにしましょう。 出来るだけ再発しないように、手術後の治療が大切です。

ご質問4:手術後に出血はありますか?

回答:
手術当日は止血用のガーゼを入れておきますが、それでもかなり血液がにじんできます。 翌日以降は血液が少なくなり、粘液が多くなります。止血のガーゼを抜いた後も1~2週間は、多少出血がありますが、だんだんと減っていきます。 非常にまれに、手術後一ヶ月経過して、かなり出血する事がありますので、注意が必要です。鼻を強くかんだり、急激な運動などは避けましょう。

ご質問5:再手術をすることもありますか?

回答:
手術後半年から一年程度の時点で、まれに癒着した部位を開放しなければならないこともあります。再手術率は1~3%程度です。再手術で改めて硬い組織を開放しておきますとポリープなどの再発を極力避けることができます。

ご質問6:ポリープなどの再発もありますか?

回答:
アレルギーが強い方や手術後に感染を繰り返し、かつ通院治療間隔が長くあいてしまうと再発率が高くなりますので注意が必要です。

ご質問7:手術後に発熱することがありますか?

回答:
発熱することもありますが手術の影響ですので、心配はありません。鼻のガーゼを抜いていくうちに下がります。無理に解熱剤を使う必要は無く、体を冷す、水分を多めに摂取することで十分です。

ご質問8:手術後すぐによくなりますか?

回答:
手術直後は、止血用のガーゼが入り、鼻が通りません。止血用のガーゼを取り除いたあとも、血液粘液が付着してなかなかすっきりしません。手術後の治療を半月からひと月程度継続していくうちに、段々と良くなっていきます。

ご質問9:手術後の生活は?

回答:
手術当日は安静ですが、翌日からは通常の日常生活には問題ありません。お仕事や学校も、あまり体に負担が無いようであれば大丈夫です。 ただ翌日以降に、たまに体がだるいとか、まれに発熱する事もありますので、無理はしないようにしましょう。 運動などは、手術後2週間程度は出血を避けるため控えましょう。その後もいきなりではなく徐々に軽い運動から開始しましょう。

ご質問10: 手術は両側行う必要がありますか?

回答:
鼻腔全体の形がよい状態に保たれるように左右それぞれ狭いところを治します。手術が片側だけ完了するのは、歯性上顎洞炎(上の歯から細菌感染を起こした場合)や上顎洞真菌症(カビによる感染の場合)等の特殊な副鼻腔炎です。
風邪がきっかけとなった通常の鼻からの細菌感染による副鼻腔炎は、両側の症状に左右差はあっても両側を治療する必要があります。

ご質問12:手術が怖いのですが…?

回答:
日帰り手術の為、局所麻酔での手術ですので、怖さの半分以上は「痛いのではないか?」という感じでしょう。 十分に痛みを抑えて手術が進みますのでご心配は要りません。 手術が怖いと感じる方もいらっしゃる一方で、これで長年の症状が良くなると楽しみにされる方もいらっしゃいます。 手術に際して鎮静剤を使用することもありますのでご相談ください。

ご質問13:手術当日の夜や休日に具合が悪くなった場合はどうすればいいですか?

回答:
夜間や休日は、院長の携帯電話の番号を前もってご案内し、対応いたします。

ご質問14:私の病名は何ですか? 保険会社に出しますが、手術の名前は何ですか?

回答:
病名は、慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)、鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう) です。
手術の名前は、
内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術):ないしきょうかび・ふくびくうしゅじゅつさんがた(せんたくてき(ふくすうどう)ふくびくうしゅじゅつ) 24,500点 コード番号 K340-5、
鼻中隔矯正術(びちゅうかくきょうせいじゅつ)6,860点 コード番号:K347 です。

Ⅱ.手術後の治療経過中のご質問と回答(Q&A)

ご質問1:手術後は、どのような感じですか?

回答:
初めの1ヶ月程度は、鼻の中に粘液と血液が固まって、鼻閉感があります。出来るだけ通院していただき、鼻の処置をします。 手術後1ヶ月から3ヶ月程度は、手術で開放した粘膜同士がくっついてしまう「癒着」が起こります。 通院時の鼻の処置で切り離すような治療を継続します。手術後半年から1年の段階で、「癒着」が多い場合は、癒着部分を切り離し、原因になった瘢痕組織を切除する処置(範囲によっては手術)をおすすめいたします。

ご質問2: 瘢痕組織による癒着は再発ですか?

回答:
瘢痕組織は、手術後に傷口が治る過程で増殖する繊維性の組織であり、それ自体は生体の正常な反応です。問題になるのはその瘢痕組織が広範囲に厚く発生して、せっかく開放した部分が狭くなることです。それを出来るだけ防ぐように、手術後の治療が半年程度は行っていきます。多少、狭くなる事は致し方ない事ですが、閉鎖してしまうとその奥に炎症が残ってしまうことがあります。残った炎症から、長い期間の中で感染を繰り返し、慢性副鼻腔炎の再発に至る事があります。そうならないように、早い時期(手術後半年~1年程度)に、瘢痕組織を切除する追加手術が必要になる事があります。

ご質問3:痂皮(かさぶた)とはなんですか?

回答:
手術した粘膜創部(傷口)に血液や分泌液が出てそれが固まり創部を保護しています。手足を擦りむいた後に出来るかさぶたと同じです。無理に取ろうとすると痛みや出血がありますので ある程度そのままにしておきます。量が多くなると鼻閉感が強くなりますので、術後の通院処置で表面から少しずつ取り除いていきます。およそ手術後半月程度で少なくなっていきます。

ご質問4:手術中苦しくないですか?

回答:
手術中にのどに何かたまった場合は口から出していただきます。

ご質問5:再発とは?

回答:
手術後一年以上経過して、自覚症状や鼻内所見上手術前の状態に戻ってしまって固定してしまった 状態です。再手術を必要とします。

ご質問6:どのような場合に経過が悪くなりますか?それを避けるにはどうするのですか?

回答:
もともとアレルギーが強かったり、手術後に感染を繰り返したり、通院治療が順調に進まない間隔があいてしまう場合などは悪くなります。瘢痕組織や浮腫の状態を細かく診ながら、適切な処置をしていきます。再発に至る前に部分的な追加手術を検討することもあります。

ご質問7:治るのにかかる時間はどのくらいですか?

回答:
手術をして鼻内の構造が良くなっても、はじめのうちは刺激で粘膜が腫れている状態が続きます。手術後に治療を続けていき、痂皮が少なくなり、症状的に落ち着いてくるのが手術後半月からひと月程度です。おおむね構造が良くなるのに、ひと月から3ヶ月程度かかり、粘膜表面の状態や働きが慢性炎症から回復してくるのに平均で6ヶ月程度かかります。元々の炎症が強かったり、慢性炎症の長い方、アレルギー性鼻炎のある方、手術後に急性炎症を起こした場合は、もう少し長くかかる場合があります。

ご質問8:『浮腫』は再発ですか?

回答:
浮腫は、粘膜組織の中に粘液成分がたまり、腫れている状態です。初期の段階であれば適切な処置で軽減することが出来ます。急性の感染やアレルギーの場合によく見られますので手術後しばらくの間観察と処置が必要です。特にアレルギー性鼻炎の症状が強い方は注意が必要です。浮腫は状態を適切な治療無しに長い時間経過しますと、ポリープの再発につながることがあり、その場合はあまりひどくならないうちに切除が必要になります。

ご質問9:手術すると、アレルギー性鼻炎は治りますか?

回答:
アレルギー性鼻炎は、粘膜細胞の持っている性質です。手術では、鼻粘膜をすべて取り去る訳ではありませんので、アレルギーの性質は残ります。手術で鼻腔内の形態が改善されると、アレルギー反応が起きた場合でも、症状が軽くなるので、抗アレルギー剤の使用期間を短くすることが出来ます。また、アレルギー反応の強い時期に、感染が重なると、手術で解放した部位が狭くなり、閉鎖してしまうことがありますので、手術後も十分な治療が必要 になります。手術後の通院は必ず週2回必要ですか?まずは手術後半月、ひと月から三ヶ月程度の間が治療上重要です。この間が癒着の起こりやすい時期ですので、可能な限り通院していただくようお願いいたします。出来れば、週の前半と後半とで治療します。遠方のかたやお仕事の関係で無理な場合は、可能な範囲でお越しください。その分、症状の軽快に時間がかかることがありますが、最終的には出来るだけ良くなるようにしましょう。途中で急性感染や出血などのある場合は、早めに来院してください。

ご質問10:手術後に涙が止まりませんが、大丈夫ですか?

回答:
手術後に涙がたくさん出る事があります。これは手術による直接的な刺激と、手術後に入れたガーゼの刺激があります。 一時的なものですが、ガーゼを抜くまで続く事があります。ガーゼは出血をおさえるために入れていますので、手術後の出血の状況を診て、ガーゼを抜くようにします。

ご質問11:顔がはれることがありますか?

回答:
頻度は低いですが、まれにあります。手術の直接的な影響というよりも、止血用のガーゼの影響です。ガーゼで傷口を圧迫止血していますので、血液の循環障害が起こり皮下組織の浮腫(うっ血)を生じます。ガーゼを抜いていくうちに軽減します。