メニュー

花クリニック

本日の診察は終了いたしました。
7月19日金曜日は、朝8時30分より診察となります。
初診・再診、随時予約受付中です。
お電話にてお問い合わせください。

茨城県つくば市の耳鼻咽喉科花クリニックの喉の病気と診療

喉の構造と働き

喉の構造と働き

【構造】喉(のど)は、口を開けて舌の奥にみることができる中咽頭、その上の方で鼻の奥の見えないところにある上咽頭、下の方では食道の入口手前の下咽頭、さらに外から見て喉仏(のどぼとけ)に相当して喉頭という部位から成り立っています。喉頭の中に、声帯という声を出す粘膜組織があります。
喉はすべて粘膜で覆われており、上は鼻(鼻腔)につながり、下は食べ物の通過として食道に連続しており、空気の通り道は気管へとつながっています。
喉の粘膜は粘液性の分泌液、つまり粘液でカバーされています。

【働き】喉は、鼻や口での呼吸に応じて空気の出入りがあり、また食べ物の通過する道すじでもあり、声を出す重要な働きがあります。
食べ物は、口腔、舌、咽頭を通って、食道から胃に入ります。
空気の通り道は、鼻腔、咽頭、喉頭などの上気道を通って、その下の下気道(気管、気管支)を経て肺につながっています。
喉が炎症などにより狭くなって空気の通りが悪いと、呼吸困難という危険な状態となり、また食べ物の通過障害も起こります。
喉頭の粘膜の異常では、声のかれ(嗄声)を生じることがあります。
なお、粘膜とは、一般に体の内側(内腔)にあり、粘液性の分泌液、つまり粘液でカバーされています。
喉の内腔粘膜以外にも、中耳、鼻腔、副鼻腔、はすべて粘膜で覆われています。
耳鼻咽喉科では、この粘膜の働きと、炎症としての腫れ、粘液が問題となります。
喉のそれぞれの部位(場所)に、病変が生じると、様々な症状、病気が起こります。
当花クリニックでは、各症状に基づいて、視診(よく見ること)、必要に応じて適切な検査を行い、診断・治療を行っています。
症状が長引いて強くなる前に早めに受診、ご相談ください。


喉の痛み

喉の痛みは、感染などによる炎症、外傷などによって起こります。

【喉の痛みを生じる疾患】
かぜ症候群、急性咽頭炎、急性扁桃炎、咽頭異物、口内炎


咳、痰

咳は、空気の通る道筋である咽頭、喉頭、気管、気管支、肺に感染などによる炎症が起こると、粘膜の反応で咳を起こします。
炎症反応として、粘膜から粘液が分泌され、痰となります。

【咳、痰を起こす疾患】
かぜ症候群、急性喉頭炎、慢性喉頭炎、気管支炎、気管支喘息、肺炎


声のかれ

喉頭(外から見て喉仏(のどぼとけ)に相当するところ)の中にある声帯の振動に異常出ると、声のかれ、かすれた声になります。

【声のかれを起こす疾患】
かぜ症候群、急性喉頭炎、慢性喉頭炎、声帯炎、声帯ポリープ、喉頭癌


喉の違和感

喉の違和感は、食べ物の通過経路の舌から咽頭、食道にかけて何かが付いている感じ、何かが引っかかっている感じ、腫れぼったい感じが続いている状態です。

【喉の違和感を起こす疾患】
慢性咽頭炎、咽頭異物、咽喉頭異常感症

ーーーーー

以下、それぞれの疾患ごとの原因、検査と、治療です。


かぜ症候群

【原因】かぜ症候群とは、鼻、咽頭、喉頭の上気道に炎症が起こった状態で、主にウイルス感染によって引き起こされます。
それぞれの炎症が強い部位に応じて、急性鼻炎、急性咽頭炎、急性喉頭炎などに分けられ、鼻汁、鼻閉、くしゃみ以外に、喉の痛み、咳、痰、声のかれを生じます。
炎症が体に広がると、発熱、頭痛、だるさ、関節痛などを伴いますが、こじれると副鼻腔炎、中耳炎、気管支炎などを併発します。

【検査】耳鼻咽喉科の利点として、鼻、咽頭、喉頭などの上気道を直接見ることができて、副鼻腔炎や中耳炎の診断も可能です。
炎症の広がりや程度を確認することができ、適切な治療に結びつけることができます。

【治療】鼻や喉の処置を行い、ネブライザーで炎症の起きている部位を直接治療します。
消炎剤や解熱剤などの対症療法を併用することもありますが、ウイルス感染の場合は効果のない抗生剤は使いません。
ひどくならないうちに早めに治療をしましょう。
安静、水分や栄養を十分に摂取して、体の免疫力が回復するように努めましょう。
日頃から日常生活で、免疫力が低下しないように過労や睡眠不足を避けて、感染予防としてマスク、うがい、手洗いなどを心がけましょう。


急性咽頭炎

【原因】急性咽頭炎は、かぜ症候群のひとつとして、急に発症します。咽頭(鼻の奥の上咽頭、口を開けて見える中咽頭、食道の入り口手前の下咽頭)に、炎症が起こり粘膜が赤く腫れて、痛みを生じます。
炎症の広がり、粘膜の腫脹の程度によっては、声のかれ、咳、痛み、食べ物が飲み込みにくい、飲み込む時に痛みがある、熱が出ることもあります。
感染以外に、咽頭粘膜の乾燥が原因になることもあります。

【治療】細菌感染が明らかな場合は、抗生剤を内服しますが、そうでない場合はウイルス感染が原因のことがあり、対症療法として消炎剤、鎮痛剤、うがいをして炎症を抑えてゆきます。
かぜがきっかけとなることがあるので、かぜの予防が大切です。
冬は、暖房の影響で湿度が下がりますので、うがいやお部屋の加湿が必要です。


慢性咽頭炎

喉の構造・仕組み

【原因】慢性咽頭炎は、急性炎症に続いて、その後も咽頭痛を長く繰り返す慢性炎症の状態です。ホコリやタバコ、飲酒が咽頭粘膜を刺激して、炎症が慢性化します。
鼻閉があると口呼吸となり、口腔から咽頭粘膜の乾燥のため慢性炎症を生じやすくなります。
急性咽頭炎とは異なり、慢性咽頭炎では喉の不快感、異物感、乾燥感が起こります。

【治療】咽頭を清潔に保ち乾燥を防ぐため、よくうがいをします。刺激を避けるため、タバコやお酒は控えましょう。
痛みの程度によっては、消炎鎮痛剤を用います。


急性扁桃炎

【原因】急性扁桃炎は、喉の奥の左右両側にある扁桃組織が、細菌などの感染によって炎症をおこしたものです。
感染によって引き起こされ咽頭痛だけでなく、発熱、飲み込んだ時に痛みがあり飲み込めないことがあります。

【検査】喉をよく見て、扁桃組織が赤く腫れたり、白い膿が付いているかどうかを確認します。
扁桃の細菌検査を行い、病原性のある菌が検出されるかどうかを確認します。

【治療】細菌感染が疑われた場合には抗生剤の投与、消炎鎮痛剤を使い、うがいを行います。
症状と炎症の程度が強い場合は、体の安静を保つとともに抗生剤の点滴を行うこともあります。
痛みが強く食事ができない場合は、入院点滴が必要なことがあります。


慢性扁桃炎

【原因】慢性扁桃炎は、扁桃の感染が長くつづき、扁桃組織内に、細菌が住み着いており、体の抵抗力が低下した時に、細菌が増殖して痛みと発熱を生じます。

【治療】抗生剤の投与、消炎鎮痛剤を使い、うがいを行います。
扁桃の炎症と発熱を繰り返し、なかなか治らない場合には、扁桃摘出のため入院手術を検討します。

 


咽頭異物

【原因】咽頭異物は、食事中に異物が喉に刺さった状態で、主に魚骨が原因です。

【検査】多くは舌の付け根にから咽頭にかけて刺さっていますので、刺さっている場所を確認します。
奥深くの異物が疑われる場合には、内視鏡で異物の有無を確認します。

【治療】咽頭をよく診ながら鉗子で摘出します。痛みの程度に応じて、鎮痛剤を内服します。
咽頭異物を長い間放置しておくと、周囲粘膜に感染を起こすことがありますので、注意が必要です。

 


急性喉頭炎

【原因】急性喉頭炎は、かぜ症候群に伴い、外から見て喉仏(のどぼとけ)に相当する喉頭に炎症が起こった状態です。
かぜ症候群は主にウイルス感染によることが多く、それにより喉頭に急性炎症が起こり、喉の痛み、イガイガ感、咳、痰、声帯の炎症によって声のかれなどを引き起こします。

【治療】内服で消炎剤、粘液調整剤以外に、粘膜の炎症を抑えるための吸入(ネブライザー)も行って治療します。


慢性喉頭炎

慢性喉頭炎

【原因】慢性喉頭炎では、声のかれや咳、痰が長引く状態です。
急性喉頭炎を繰り返す場合や、喫煙や、声の出しすぎ、ホコリや大気の状態などが関係していることもあります。

【検査】症状の経過が長い場合には、喉頭ファイバースコープ(内視鏡)検査を行い、喉頭粘膜の発赤、腫脹の有無を確認します。

【治療】禁煙、消炎剤の内服、声の安静(声を使いすぎないこと)、直接粘膜の腫脹を抑える吸入(ネブライザー)療法を行います。


声帯ポリープ

【原因】声帯ポリープは、喉頭の一部である声帯に粘膜の慢性的な腫れ(ポリープ)が生じた状態です。
声の使いすぎや喫煙が原因となることが多く、学校の先生、保育士、声楽家などで起こることがあり、職業として問題となることがあります。
声の酷使により、声帯が過度にこすれて、声帯粘膜に変化が起こり、声を出すときに左右の声帯が、うまく中央で合わなくなり、声帯の振動が正常と異なる状態が声がれです。

【検査】喉頭ファイバースコープ(内視鏡)で、声帯のポリープの有無を確認し、喉頭全体に腫瘍が無いかどうかも確認します。

【治療】職業上困難なこともありますが声の安静(声を使いすぎないこと。声の出し方の工夫)、禁煙などが重要であり、粘膜の腫れを抑える吸入(ネブライザー)を行います。
症状や病状の改善がない場合は、手術を考慮することがあります。


咽喉頭異常感症

【原因】咽喉頭異常感症は、喉の違和感(喉に何かが引っかかっている感じ)、異物感が続いている状態で、原因としては、喉の慢性炎症、アレルギー反応、咽喉頭の乾燥などが関係しているとされ、それ以外にもストレスなども影響しています。
特に咽喉頭の乾燥については、口呼吸のため乾燥した粘膜の防御機構が低下して細菌が増殖しやすくなったり、加齢、糖尿病などの唾液分泌低下が原因となることもあります。

【検査】喉頭ファイバースコープ(内視鏡)などで検査をしても、感染や腫瘍などの特別な異常所見を認めないのが特徴です。

【治療】感染、アレルギー、乾燥などそれぞれの原因に対して、消炎剤、粘膜・粘液調整剤、抗アレルギー剤、吸入(ネブライザー)療法を用います。
また、通常の耳鼻咽喉科的診察で異常がなく、治療によっても症状の経過が良くない場合には、食道以下に病変のあることがあり、内科での食道内の検査が必要になります。


口内炎

【原因】口内炎は、口の中(口唇、舌、頬粘膜、歯肉)に炎症が起こった状態で、粘膜がびらんを生じて、多くは痛みを起こします。
直接的な原因としては、食事中に歯で粘膜を噛んでしまったり、硬いものを食べて傷がつく、義歯が当たる、熱い食べ物でやけどをすることなどがあります。
傷ができたところに雑菌が入り込んで炎症を起こします。
間接的には、食事のバランスが悪くビタミン不足になったり、ストレスが関係している場合もあります。

【治療】食事に際に、口の中の粘膜に傷がつかないように気をつけましょう。口の中を清潔に保つため、うがいを行い、口の中専用の軟膏を塗ります。
過労を避けて、バランスの良い栄養に気をつけましょう。